実際にTeXを利用し、文書を作るための簡単な使い方です。
Windows 2000へのTeXのインストールが済んでいることが前提になっています。
適当なエディタで、拡張子がtexのファイルを作成・編集します。
このとき、ファイルの保存先は、ファイルのパスにスペースが含まれないようにしてください。
途中にスペースが含まれると、platexを呼び出したときにエラーとなります。
ここでは、以下の文書を、C:\tex\sample.texに保存するとします。
C:\tex\sample.tex
\documentclass{jarticle}
\begin{document}
sample.tex
\TeX の文書のテストです。
\end{document}
文書によっては、一度platexを通しただけでは正しくdviファイルが作成されないことがあります。
この場合、複数回(3回程度)同じコマンドを実行してください。
無事変換できるとsample.dviというファイルができます。
Microsoft Windows 2000 [Version 5.00.2195]
(C) Copyright 1985-2000 Microsoft Corp.
C:\>cd tex
C:\tex>platex sample.tex
This is pTeX, Version 3.14159-p3.0.5 (sjis) (Web2C 7.4.2)
.
中略
.
Output written on sample.dvi (1 page, 332 bytes).
Transcript written on sample.log.
C:\tex>
もし、"指定されたパスが見つかりません。"、というエラーが出た場合、Windows 2000へのTeXのインストールにおいて、環境変数Pathの設定が正しくされていない可能性があります。
正しく設定されているか確認してください。
無事変換できるとsample.pdfというファイルができます。
Transcript written on sample.log.
C:\tex>dvipdfm sample
sample.dvi -> sample.pdf
[1]
9340 bytes written
C:\tex>
もし、"指定されたパスが見つかりません。"、というエラーが出た場合、 Windows 2000へのTeXのインストールにおいて、
可能性があります。
- dvipdfm-w32.tar.gzをインストールしていない
- 環境変数Pathの設定が正しくされていない
きちんとインストール・設定されているか確認してください。
pdfファイルはAdobe® Acrobat® Reader®で表示できるので、そちらで確認してください。