Windows 2000へのTeXのインストール

Windows 2000へのTeXのインストールです。
ここでは、"簡単にTeXを使いたい"、という人向けの説明しかしておりません。 より高度な使い方を知りたい方は、http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/texinst98.htmlを 参考にしてみてください。

TeXのインストール

1. インストール先のフォルダを作成する。
   ここでは、仮にC:\ptexだとします。
   インストール先は、何処でもかまいませんが、C:\Program Filesのようにパスの途中にスペースが入らない方がいいようです。
2. 必要なファイルを、C:\ptexにダウンロードする。
   ダウンロードするファイルは、以下の通りです。

texinst742.zip* : 簡易インストーラ(10-Jan-2003現在)     latex.tar.gz* : LaTeX本体     ptex-3.0.5-w32.tar.gz* : ASCII版 pTeX     platex.tar.gz* : ASCII版 pLaTeX     mftools.tar.gz* : mktexpk等(font関係)     web2c-7.4.2-bin.tar.gz* : web2c本体     web2c-7.4.2-lib.tar.gz* : web2cのライブラリ     dvipsk-w32.tar.gz : dvips(dviファイルからpsファイルを作る)     dvipdfm-w32.tar.gz : dvipdf(dviファイルからpdfファイルを作る)     ltxpkgs.tar.gz : LaTeX用標準パッケージ     txpx-pazofonts.tar.gz : Font     timesnew.tar.gz : Font     t1fonts.tar.gz : Font     vf-a2bk.tar.gz : Font

* がついているファイルは必須です。
DLサイズは 28.5MB 程度です。

3. texinst742.zipを適当な所に解凍する。
4. 解凍してできたファイルをC:\ptexにコピーする。
5. コマンドライン([スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト])からtexinst742.exeを実行する。
   このコマンドで、DLしたファイルがすべて解凍されます。
   上記のファイルをすべて解凍すると、150MBくらいになります。

Microsoft Windows 2000 [Version 5.00.2195] (C) Copyright 1985-2000 Microsoft Corp. C:\>cd ptex C:\ptex>texinst742 C:\ptex         C:\ptexはファイルをDLしたフォルダです。

6. 環境変数Pathに、C:\ptex\binを追加する。
   administratorの権限があるのならば、システム環境変数に登録してしまっても構わないと思います。
   権限が無い場合は、自分のユーザ環境変数に追加してください。
   環境変数は[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[システム]-"詳細 タブ"-[環境変数]-[新規]、で追加することができます。
   ただし、すでにPathが存在する場合には、Pathを選択し[編集]で追加してください。この場合、すでに書かれているパスにセミコロン(;)で後ろに追加してください。
   %SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;%SystemRoot%\System32\Wbem;C:\ptex

パッケージの追加インストール

一度texinst742を実行したが、新しく他のパッケージを追加してインストールする場合の方法です。

1. 追加でインストールしたいファイルをC:\ptexにダウンロードする。今回はmanual.tar.gzを追加してみます。
2. コマンドライン([スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト])からtarを実行する。
   このコマンドで、指定したファイルが解凍されます。

Microsoft Windows 2000 [Version 5.00.2195] (C) Copyright 1985-2000 Microsoft Corp. C:\>cd ptex C:\ptex>tar xvzf manual.tar.gz