Satsuki systemはpure perlで動作するサーバサイドでのスクリプト言語です.
01: <html> 02: <head> 03: <title>例</title> 04: </head> 05: <body> 06: <p> 07: <@ifexec(Now.hour < 12, begin, begin)> 08: Good morning. 09: <$end> 10: Good afternoon. 11: <$end> 12: </p> 13: </body> 14: </html>
7行目から11行目がSatsuki systemが解釈して実行する行になります. ここでは,変数Now.hourを見て,その値が12より小さければGood morningを,それ以外ならばGood afternoonを出力するように分岐しています. このように,Satsuki systemが解釈できる部分があると,Satsuki systemはその内容に従って処理を行います.
上記の例ではスクリプト(スケルトン)部分のみをあげましたが, 実際には複雑な処理を行うperl module部と,出力を行うスケルトン部の2つを作成することになります. スケルトンは複雑な処理が必要な場合は,あらかじめ作成してあるmoduleのメソッドを呼び出し,それを実現します.
一番の特徴はスケルトンが中心になってシステムが動作しているという点です. 通常のシステムでは,まずプログラムがあり,それを出力するためにプログラム内部で,あるいは出力用スケルトンを要します. しかし,Satsuki systemではその立場は逆転しており,スケルトンがページを表示するために,プログラムを呼び出すといった形になっています. そのため,単純なページ程度ならperlでプログラムを書くことなくページを作成することができます. (まあ,Satsuki systemのプログラムは書くことになりますが)
もうちょっと内部的な特徴に関しては,Satsuki system技術情報参照してください.
Satsuki systemはperl 5.6以上で動作します.OSや,ウェブサーバなどには依存しません.
最新版は,現在(2008/06/06)単体で配布していないので,adiary をダウンロードして,必要なファイルを抜き出してくる必要があります.
もしくはせりか式でもSatsuki systemを抜き出した基本セットを再配布しています.
よろしければこちらもご利用下さい.
基本セット