install.rdf

せりか式 - FireFox拡張機能 - install.rdf

拡張機能のための基本的な情報が入ります. 詳細はMozilla Developer Centerのinstall.rdfを見てください. このファイルの文字コードはUTF-8である必要があります.

基本構造

install.pdfの基本構造です. <!-- properties -->の部分に必要な情報を書くことになります.

基本構造
<?xml version="1.0"?>
<RDF xmlns="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
     xmlns:em="http://www.mozilla.org/2004/em-rdf#">
  <Description about="urn:mozilla:install-manifest">
    <!-- properties -->
  </Description>
</RDF>

必須項目

少なくとも次の項目を持つ必要があります.

id

インストールする拡張機能のIDです. 1.5より前はGUID(Global Unique Identifier)を使っていましたが, 1.5以降は,拡張機能名@ホームページのように書くことになりました. このidで拡張機能毎にフォルダが作られるため,フォルダ名に使えない文字を混ぜないように注意が必要です.

idの例
<em:id>myextension@serikashiki.kis-lab.com</em:id>
version

インストールする拡張機能のバージョンです.

major.minor.release.build[+]

上記のフォーマットである必要があります. このバージョン情報に基づいて拡張機能の自動更新が行われます. FireFoxにおけるバージョンチェックについては,Toolkit version formatを参考にしてください.

idの例
<em:version>1.0.0.32</em:version>
type

インストールするaddonのタイプです. 拡張機能なら2,テーマなら4,プラグインなら16を指定します. また,言語の場合は8,複数のパッケージのアーカイブなら32を指定できます.

idの例
<em:type>2</em:type>
targetApplication

インストールする拡張機能がターゲットとしているアプリケーションとそのバージョンを指定します. firefoxの拡張機能の場合,idは{ec8030f7-c20a-464f-9b0e-13a3a9e97384}になります. thunderbirdの場合は,{3550f703-e582-4d05-9a08-453d09bdfdc6}になります. 複数のアプリケーションをターゲットとする場合は,その数だけtargetApplicationを書きます.

targetApplicationの例
<em:targetApplication>
 <Description>
  <em:id>{ec8030f7-c20a-464f-9b0e-13a3a9e97384}</em:id> 
  <em:minVersion>2.0.0.0</em:minVersion>
  <em:maxVersion>2.0.0.*</em:maxVersion>
 </Description>
</em:targetApplication>
name

インストールする拡張機能の名前です.

nameの例
<em:name>myextension</em:name>

追加項目

次の項目は必要に応じて追加できます.すべては載せていません. 他の項目についてはOptional Property Referenceを見てください.

description

インストールする拡張機能の説明です.

descriptionの例
<em:description>自作の拡張機能です</em:description>
creator

拡張機能を作成した人の名前です.複数人で開発した場合はcreaterを複数書きます.

creatorの例
<em:creator>serikashikiのserika</em:creator>
homepageURL

ホームページです.

homepageURLの例
<em:homepageURL>http://www.kis-lab.com/serikashiki/</em:homepageURL>
updateURL

拡張機能のアップデートチェックに使われるURLです. このURLのcontent-typetext/xmlである必要があります. 返されるRDFの詳細については,Update_RDF_Formatを見てください.

updateURLの例
<em:updateURL>http://www.kis-lab.com/serikashiki/myextension.rdf</em:updateURL>

サンプル

というわけで,簡単なサンプルです.
install.rdf
<?xml version="1.0"?>
<RDF xmlns:em="http://www.mozilla.org/2004/em-rdf#"
         xmlns:NC="http://home.netscape.com/NC-rdf#"
         xmlns:RDF="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#">
<RDF:Description RDF:about="urn:mozilla:install-manifest">
	<em:id>HelloWorld@serikashiki.kis-lab.com</em:id>
	<em:type>2</em:type>
	<em:name>HelloWorld</em:name>
	<em:version>0.1.0.0</em:version>
	<em:targetApplication>
		<RDF:Description
			em:id="{ec8030f7-c20a-464f-9b0e-13a3a9e97384}"
			em:minVersion="1.0"
			em:maxVersion="2.0.0.*" />
	</em:targetApplication>
	<em:description>Show HelloWorld</em:description>
	<em:creator>Serika</em:creator>
	<em:homepageURL>http://www.kis-lab.com/serikashiki/</em:homepageURL>
</RDF:Description>
</RDF>

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